初めて、著名なオペラ指揮者である福永陽一郎氏から指導を受ける。3歳になった息子が教会の場面で出演
                        <音楽文化の創造39(直美・記)>

≪弘前オペラ30周年記念誌・2001/3/31発行≫より

福永陽一郎先生の「オペラをオーケストラでやりましょうよ。」そのあたりから、私はオペラに対して本気になったような気がします。オーケストラ編成について、フルート奏者で、現在オーストリア在住の横山恵三さんと語り合ったことが今でも思い出されます。その時彼はオケに対してはボランティアと してでなく、可能な範囲でギャラを支払うべきだと主張しました。アマチュアなのになぜと思いましたが、彼が参加出来ない練習日に、その席に代理のフルート奏者が座っていたことで納得しました。それから30年。先日の「フィガロの結婚」のギャラリーの昔の写真に、相変わらずピットで演奏している方々の若かりし頃の姿がありました。その当 時はオケピットの覆いがなく、演奏者の姿が客席から丸見えでした。よって、オケの音も歌い手の声量や力量に関係なく、ストレートに客席に響いてい たわけです。また、光が漏れないようにアルミ箔で覆われた豆電球ではなく、今ではすべての譜面台に本当の譜面灯が付けられるようになりました。
最後に、私が音楽監督として無事責任を果たせているのも、多くの方々のご理解とご協力があったからこそと思っております。あまりにも多く、一人 一人のお名前を記述することはできませんが、やはり弘前だったからできたのだろうと思います。私には前からオペラへの夢があります。それは、ピットでフルートを吹くこと。誰か、この夢をかなえてください。

弘前オペラ音楽監督・指揮者     虎谷 順一

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<第8回公演プログラム>