- 芸術文化振興基金助成事業
- 【作曲】G.プッチーニ
【台本】G.フォルツァーノ
【訳詞】末廣 誠
2001年10月21日(日)午後6時開演
【指揮】虎谷順一
【演出】平尾力哉
【美術】小林優仁
弘前オペラ管弦楽団
★プロジェクション・システムの効果が生きた。奥行きのない小屋で、 遠くに遠くに光が見えた
・当日券300円増し(だんだん厳しくなってきた)
歌劇『修道女アンジェリカ』全1幕
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お世話になりました
≪弘前オペラ30周年記念誌・2001/3/31発行≫より
弘前オペラとの関わりは合唱メンバーが初めてで、プロンプターボックスを作ったり、その中でプロンプターとしてキャストが落っこちそうになると歌詞を教えたりもした。また、『カルメン』の時は役をもらい、「ダンカイロ」として舞台を踏み、出番のない幕では、その衣装のまま黒いコートを着込んでオーケストラピットに滑り込み、ファゴットも演奏した。一つの公演の中で歌い手とオーケストラメンバーの二役をやったのは後にも先にも私一人ではなかろうか。その後私はサックスとファゴットの器楽演奏に専念することにし、舞台でうたうことはやめてしまった。
ピットの中での演奏に専念するようになってからもしばらくの間は、舞台が見たくてしょうがない時期もあったが、回数を重ねるうちに、舞台を見ていなくともその気配でそれなりにオペラを楽しめるようになってきた。昨年の『フィガロ』はダブルキャストで公演が行われたが、ベテランの方々の力量と、若い方々の今まさに芽が伸びようとするエネルギーが交錯し、どちらのステージも大いに楽しむことができた。
ピットの中は、何年来のメンバーが毎年同じように集まり、打ち上げで別れていく。気心の知れたメンバー同士が集まるというのは、数少ないあわせしかないことを考えると、はまるツボをお互いしりあっているということで安心感がある。
弘前オペラのオーケストラはえんそうしていてとても楽しい。いずれオケにも世代交代の波が押し寄せることになろうが、演奏させてもらえる限りオペラでファゴットを吹き続けたいと思っている。40年、50年に向けてのますますの充実を願っている。
弘前オペラ管弦楽団 今 廣志
(創立以来、舞台裏,オケと共に活動してくれてます、今回は息子もキャスト入り)
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2演目出演者は着替えも、ヘアメイクも大変 |
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